このページには、撮影用機材の使用体験情報を掲載します。          
また、トラブル情報は この色で、 要注意情報は この色 表示しております。   

                                    ( last updated at 2003.01.10.)

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1.寒冷地撮影での使用体験
1.1.ボデーやレンズの出し入れについて
  下記のいずれの場合も、ボデーとレンズを室内や戸外でザックから出すとき、入れるときは、ビニール袋とキルティン
  グで2重のカバーをし、周囲の温度になれたころを見計らって1つずつはずようにし、更にビニール袋には乾燥剤を同
  梱しています。

1.2.レンズ交換やフィルムの装填・取り出しについて
  以下のようなちょっとした寒冷地でも風・小雨・小吹雪の下でのレンズ交換やフィルムの出し入れは機材のトラブルに
  直結します。こうした作業をせずに済ませられればベストでしょうが、なかなかそうもいきませんので、筆者達はやや
  厚手の透明なビニール袋を用意し、レンズ交換やフィルム出し入れ時はそのビニール袋をすっぽりボデーとレンズに被
  せ、風・雨・雪等を遮断してから行うようにしています。 また硬化して破けやすくなるので2・3枚持参しています。

2002.04.27〜04.29  早春の立山、別山 (2003.01.10.)
  天候:晴たり曇ったり(27日)、快晴(28、29日)、風速:1m以下、外気温:6時頃-3℃〜日中15℃(気温は体感です。)

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Nikonを平が、Canonを音が使用)

○ NikonF5、AF-S80-200/2.8D、TC-20E、AiAF24-85/2.8-4D
  電池:単3ホルダーMS-30+1700mANi-MH×8をfull充電から使用
  スポット測光、M露出、MFを多用露出もブラケティングもピント合わせもほとんどMで使用、巻き上げモード:S
  三脚・雲台:ベルボンカルマーニュ640N+リンホフボールヘッド2+ハッセルクイックシュー
  実撮影本数:36×12本(電池交換なし)
  外気にさらして1時間
ほど経った頃から、マルチコントロールバックMF-28の液晶表示が消失。
  室内に入ってしばらくして自然復帰。ボデー内の撮影データ記憶および 露出、ピント等撮影結果は正常。
  ボデー本体、レンズにはトラブルなし。
    
○ NikonF3AF(アイレベルファインダー使用)、AiAF24-85/2.8-4D(F5と共用)、電池:CR1/3N、手持ち、
  実撮影本数:36×5本、F3AFはF5の予備機のつもりで持参したが、結果的に標準ズームによる撮影ではメインボデーとして
  使用した。 トラブルなし。

○ CanonEOS-1NDP(1号機)、EF28-135/3.5-5.6ISUSM、EF35-350/3.5-5.6LUSM
  電池:1500mANi-MH×4full充電(2セット)+2CR5新品(2個)
  評価測光とAFを多用。
  三脚、雲台:ジッツォG1228mk2+ベルボンPH-273+ハッセルクイックシュー
  実撮影本数:36×8本、電池交換2回(Ni-MH、Ni-MH、2CR5)

2001.04.28〜04.30 早春の立山、剣御前 (2003.01.10.)
    天候:快晴、風速:1〜2m、外気温:6時頃-5℃〜日中12℃(気温は体感です。)

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Nikonを平が、Canonを音が使用)

○ NikonF5、AiAF28-105/3.5-4.5D、AF-S80-200/2.8D、TC-20E
  電池:単3ホルダーMS-30+1700mANi-MH×8をfull充電から使用
  スポット測光、M露出、MFを多用露出もブラケティングもピントもほとんどMで使用、巻き上げモード:S
  三脚・雲台:ベルボンマーク6G+アルカスイスモノボールB-1
  実撮影本数:36×10本(電池交換なし)
  外気にさらして1時間
ほど経った頃から、マルチコントロールバックMF-28の液晶表示が消失。
  室内に入ってしばらくして自然復帰。ボデー内の撮影データ記憶および 露出、ピント等撮影結果は正常。
  ボデー本体、レンズにはトラブルなし。
    
○ NikonF3AF(アイレベルファインダー使用)、AiAF28-105/3.5-4.5D(F5と共用)、電池:CR1/3N、手持ち、
  実撮影本数:36×5本。F5の予備機として持参。主に歩行中に首からぶら下げての手持ち撮影と、三脚使用時に
  レンズ交換している余裕がないときのみ使用。
  トラブルなし。

○ CanonEOS-1NDP(1号機)、EF35-350/3.5-5.6LUSM、EF28-80/3.5-5.6
  電池:1500mANi-MH×4full充電(2セット)+2CR5新品(2個)
  評価測光とAFを多用。
  三脚、雲台:ジッツォG1228mk2+ベルボンPH-273
  実撮影本数:36×10本、電池交換1回(Ni-MH、2CR5)

   
2000.11.23〜11.25  初冬の立山室堂、雄山
 天候:曇時々晴(23日)、晴れたり曇ったり(24、25日)、
  風速:室堂1m以下、雄山3〜5m、 外気温室堂:7時頃-8℃〜日中3℃、雄山:日中−2℃。
  気温は体感です。) (up 2001.02.05.、 2001.02.06.加筆訂正)

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Nikonを平が、Canonを音が使用):

○ NikonF5、AiAF28-105/3.5-4.5D、AF-S80-200/2.8D、TC-20E
  電池:単3ホルダーMS-30+1500mANi-MH×8をfull充電から使用
  スポット測光、M露出、MFを多用、露出もブラケティングもピントもほとんどMで使用、巻き上げモード:S
  三脚:ベルボンカルマーニュ640N+アルカスイスモノボールB-1
  実撮影本数:36×8本(電池交換なし)
  外気にさらして1時間ほど経った頃から、F5のマルチコントロールバックMF-28の液晶表示が消失。
  室内に入ってしばらくして自然復帰。
  後日仕上がりフィルムを見たら、液晶表示が消えていた間のフィルムにはコマ間データが記録されていなか
  った。
露出、ピント等撮影結果は正常。  ボデー本体、レンズにはトラブルなし。

 ○ベルボンカルマーニュ640Nのエレベータのロックねじが、オイルが硬化して動かなくなり、エレベータ全く
  使用不可となった。 
→ 後日エレベータポールを一旦取り外し、オイル(グリース)をベンジンでふき取り、
  ミシンオイルをごく薄く塗りなおしたら寒冷地でも使えるようになった。2002.2.14.)

 ○アルカスイスモノボールB-1屋外で使用し始めて30分ほど経ったころから、ロックネジを緩めてもカメラを支
  
える台座がほとんど動かなくなり、ボデーやレンズの付け外しには、ボデーやレンズをまわすことになった。
  被写体に向けて位置決めするにも、三脚の脚を伸びちぢみさせることが必要になった。
  
寒さによる外球と内球の収縮度の違いにより、内球が締め付けられたようである。
 (後日、 B-1はボールの締め付けに油圧を使っていると聞きましたので、寒さでその油が硬くなったためボールが
  動かなくなった可能性が大です。2002.2.14.)
   B-1を今回のような寒冷地で使用するにはかなり使い込んで、フリー時に緩みが出てきてからの方が良さそう
  である。 またこの雲台ではボデーやレンズの着脱をスムーズに行うには、クイックシューを使うのが良さそうで
  ある(筆者はなるべく機材を軽くしたいので使っていませんが)。
  なお帰宅後、この B-1を冷凍庫に入れて30分後に取り出したら、同様な状態になった。

  (今にして思えば、去る5月にもこの立山で同様なトラブルに見舞われたような気がしますが、そのときは使用時
  の最低気温が-3℃程度でしたので、今回ほどは困らなかったのかもしれません。)
  帰宅後、年末年始の上高地撮影に備えて B-1とほとんど同様な機能のカンボCBH-5雲台を入手。
  2000.12.30.〜2001.01.01.の実用でもOKでした。 ただし B-1より150g重く、800gあります。価格は30%安
  でした。

○ NikonF3AF(アイレベルファインダー使用)、AiAF28-105/3.5-4.5D(F5と共用)、電池:CR1/3N、手持ち、
  実撮影本数:36×2、F3AFはF5の予備機として持参したため、レンズ交換している余裕がないときのみ使用。
   トラブルなし。

○ CanonEOS-1NDP、Tamron28-300/3.5-6.3
  電池:full充電の1500mANi-MH×4、新品2CR5、評価測光とAFを多用。
  三脚:Slikグランドマスタースポーツアクト+ベルボンPH273
  実撮影本数:36×6本、電池交換1回
  日中の撮影中にサブダイヤルが機能しなくなるトラブルが2回発生。この後、露出補正には+-ボタンを使用。
  このボデーは、今年4月にキヤノン社森ノ宮サービスセンターで、露出補正値が勝手に+3になり、ボデーが操
  作不能になるトラブルを中心にしたオーバーホールとROMの交換(正確にはボデー内ROMに内蔵されている
  プログラムの書換
)を行っています。今回 「露出補正値が勝手に+3になりボデー全体が操作不能」  にはな
  らず、サブダイヤルだけが機能しなくなった のはこのROMの交換による結果と推測していますが、根本の原
  因は、結局直っていないようです(注1)。 

  Slikグランドマスタースポーツアクト 使用中に石突ゴムが一個脱落し、紛失。
  帰宅後、販売店経由で石突ゴムを部品注文。納期に約1カ月を要しました。

(注1)
  2001年2月に、ここに記した「ROMの書き換え」は実際は行われていなかったことが発覚しました。
  また2001年4月に、EOS−1Nに使われている制御プログラム記憶用ROMが、内容の書き換えができな
  いタイプであることを確認しました。筆者がキヤノン森ノ宮カメラ技術センターにボデーを持込み、受付の女性
  社員ではなく、わざわざ呼び出してもらった「技術的なことを理解できる男性社員」にトラブルの内容と修理依
  頼内容を説明し、キヤノン社が引き受け、「ROMプログラム書き換えいたしました」 と修理伝票に記載し、
  正規の修理代金を受け取っていながら です。
  発覚するきっかけとなったのは、筆者が「そろそろEOS−1Nもサービスが悪くなる頃だから、もう1台のボ
  デーも書き換えておいてもらおう。それにこの修理についてキヤノン社から公式発表がされていないようだが、
  他にも困っている方がおいでだろう。キヤノン社に公表を促そう。」 と思い、niftyPC通信のキヤノンforam
  (2001年12月?で閉鎖)の電子会議室で、2001年2月8日にこの修理について質問したことです。
  (2003.1.10)


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2000.05.03〜05.05  ゴールデンウィークの立山
 (2001.02.19.一部訂正)
    天候:ガス(3日)、快晴(4、5日)、風速:1m以下、外気温:6時頃-3℃〜日中12℃(気温は体感です。)

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Nikonを平が、Canonを音が使用)

○ NikonF5、AiAF28-105/3.5-4.5D、AF-S80-200/2.8D、TC-20E
  電池:単3ホルダーMS-30+1500mANi-MH×8をfull充電から使用
  スポット測光、M露出、MFを多用露出もブラケティングも)ピントもほとんどMで使用、巻き上げモード:S
  三脚・雲台:ベルボンマーク6G+アルカスイスモノボールB-1
  実撮影本数:36×12本(電池交換なし)
  外気にさらして1時間
ほど経った頃から、マルチコントロールバックMF-28の液晶表示が消失。
  室内に入ってしばらくして自然復帰。後日仕上がりフィルムを見たら、液晶表示が消えていた間のフィルム
  にはコマ間データが記録されていなかった。
ボデー内の撮影データ記憶および 露出、ピント等撮影結果は
  正常。
  ボデー本体、レンズにはトラブルなし。
    
○ NikonF3/T、AiAF28-105/3.5-4.5D(F5と共用)
  電池:CR1/3N
  三脚:ジッツォ026+ベルボンPH-253
  実撮影本数:36×1
  F3/TはF5の予備機として持参したため、レンズ交換している余裕がないときのみ使用。
  トラブルなし。

○ CanonEOS-1NDP(2号機)、EF35-350/3.5-5.6LUSM(、Tamron28-300/3.5-6.3:予備)
  電池:1500mANi-MH×4full充電(2セット)+2CR5新品(2個)
  評価測光とAFを多用。
  三脚、雲台:Slikグランドマスタースポーツアクト+ベルボンPH-273
  実撮影本数:36×8本、電池交換2回(Ni-MH、2CR5、2CR5)
  またも撮影中に露出補正値が勝手に+3になり、ダイヤル操作が一切できなくなるトラブルが1回発生。
  電源をoff/onしたり、電池を抜いたりしているうちに復帰。 この間は2人とももちろん撮影は出来なくなり、
  いろいろ試行錯誤して復帰するまでに30分ほどロスってしまいます。シャッターチャンスは台無しです。
  97年夏の乗鞍ではついに復帰せず、帰宅するまで使えなくなり、Kissでリカバーしました。
  このトラブルがはなはだ始末が悪いのは、いつ発生するか分からない、壊れるのではないから物の破損の
  ような修理が出来ない、オーバーホールしても安心できない、予備機を持ってもそれで生ずる可能性がある
  ことです。こんなトラブルについて、キヤノン社から何らの公表がなされていないのは、全くもって理解不能
  です。
    
  なお、今回使用したEOS-1NDPは、以前たいらが常用し、その後テスト兼予備機として手元においてあった
  方のボデーです。 おとがいつも使っているボデーは、4月にキヤノン社森ノ宮SCにこのトラブルを中心にした
  オーバーホールとROMの交換(正確にはROMに内蔵されているプログラムの書換)を依頼し、4月19日に
  戻ってきていたのですが、その後テストをする時間がなかったので、安全を見て予備の2号機の方を持って
  行ったのでした。 結局は同じトラブルに見まわれてしまいました(注1)

  
(キヤノンご愛用の皆様、これ以下の部分は読み飛ばしてくださるようお願いします。)
  たいらがEOS−1Nを使うのを止めたのは、第1の理由はこの製品そのもの頼りなさ、 第2の理由はキヤ
  ノン社のユーザサービスに不信感を感じ、使っていても嬉しさを感じられなくなった   ためです。
  おとは機械類があまり得意ではないので、我慢しながら使っています。 


 なお、このオーバーホールについてのこれまでの記載内容について、保存してあった修理伝票を最近見なお
 したとき、勘違いに気がつきました。 お詫びし、訂正します。
 以下の この色 の部分が勘違い個所で、オーバーホールしたのは正しくは上記のように出かける前でした。
 そして今回はオーバーホールした方ではなく、予備においてあった方を持って行ったのでした。(2001.02.19.)

  「またも撮影中に露出補正値が勝手に+3になり、ダイヤル操作が一切できなくなるトラブルが1回発生。
 
電源をoff/onしたり、電池を抜いたりしているうちに復帰。
 帰宅後、キャノン社森ノ宮SCにこのトラブルを中心にしたオーバーホールとROMの交換(正確にはROMに
 内蔵されているプログラムの書換)を依頼。」 

   
1999.12.30〜2000.01.02  2000年正月の上高地
 天候:晴れ、風速1m以下、
  外気温: 寒い日:明け方:-15℃〜日中0℃位、暖かい日:明け方-5℃〜日中5℃位

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Leicaを平が、Canonを音が使用):

○ LeicaR8+MWR8、バリオエルマーR35-70/3.5、R80-200/4(ROM)、×2テレコン
  電池:CR123A×2新品2セットを使用
  三脚:ベルボンカルマーニュ640N+PH173
  実撮影本数:36×11本
  電池交換:−15℃で5本目撮影中にlowバッテリー
表示、予備と交換、以後ポケットで暖めて交換使用、
  ボデーとレンズのトラブルなし
  ベルボンカルマーニュ640Nのエレベータのロックねじが、オイルが硬化して動かなくなり、エレベータ使用
  不可となった。
気温が上昇するにつれて自然回復した。
  
○ LeicaR7、バリオエルマーR35-70/3.5(R8と共用)、TamronMF24/2.5
  電池:SR44×4新品
  三脚:ジッツォ026+ベルボンPH163
  実撮影本数:36×7本、
  但し今回の撮影では、R7のlowバッテリー時に電池交換している余裕がないとき以外は、R7:35-70/3.5、
  Tamron24/2.5、R8:80-200/4(+テレコン)と役割分担、
  電池交換:-15℃で4本目撮影中にlowバッテリー。しばらく放置後交換、以後ポケットで温めて交換使用。
   R7を寒冷地で使用する場合は、電源の点ではワインダーを併用したほうがよさそうです。
  ボデー、レンズ、三脚いずれもトラブルなし。

○ CanonEOS-1NDP、EF35-350/3.5-5.6LUSM、三脚:Slikグランドマスタースポーツアクト+ベルボンPH173、
  電池:1500mANi-MH×4full充電+2CR5新品、実撮影本数:36×9本、Ni-MH:-15℃で3本目撮影中にlow
  バッテリー、2CR5に切り替え後3本目でまたlowバッテリー、予備の2CR5に再交換。
  トラブルなし。


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1999.11.19〜11.21  初冬の立山
 天候:晴れ、風速:1m以下、外気温:7時頃-6℃〜日中5℃、
  22時頃:−10℃位(1時間ほど月夜の風景を撮影しました。気温は体感です。)

  使用したボデーとレンズ、その他の機材(Nikonを平が、Canonを音が使用):

○ NikonF5、AiAF28-70/3.5-4.5D、80-200/2.8DNew、TC-14BS
  電池:単3ホルダーMS-30+1500mANi-MH×8をfull充電から使用
  スポット測光、M露出、MFを多用、露出も(ブラケティングも)ピントもほとんどMで使用、巻き上げモード:S
  三脚:ベルボンカルマーニュ640N+PH173
  実撮影本数:36×14本+24×2本(電池交換なし)
  外気にさらして1時間ほど経った頃から、マルチコントロールバックMF-28の液晶表示が消失。
  室内に入ってしばらくして自然復帰。
  後日仕上がりフィルムを見たら、液晶表示が消えていた間のフィルムにはコマ間データが記録されていなか
  った。
露出、ピント等撮影結果は正常。  ボデー本体、レンズにはトラブルなし。
    
○ NikonF3/T、AiAF28-70/3.5-4.5D(F5と共用)、電池:CR1/3N、手持ち、実撮影本数:24×1
  F3/TはF5の予備機として持参したため、レンズ交換している余裕がないときのわずかな時間のみ使用。
  トラブルなし。

○ CanonEOS-1N、Tamron28-300/3.5-6.3
  電池:新品2CR5、評価測光とAFを多用。
  三脚:Slikグランドマスタースポーツアクト+ベルボンPH173
  実撮影本数:36×9本、24×1本、電池交換1回
  日中の撮影中に露出補正値が勝手に+3になり、ダイヤル操作が一切できなくなるトラブルが2回発生。
  電源をoffしたり、電池を抜いたりしているうちに復帰(明確な復帰理由は不明)。
  このトラブルはEOS-1Nの持病のようで、ちょっと熱かったり寒かったりすると出る確率が高まるようです。
  手元には今回使用したものとは別のEOS-1Nがありますが、そちらのボデーは3回の夏山で同一トラブルが
  発生し、そのうち一回は現地ではついに復帰せず、Kissで代替しました。厳しい環境では、EOSは安心して
  使えないように感じています。

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2.各種の撮影用機材の使用体験
   
痛い目にあった機材


○ マジックボールミニ雲台(up 2000.03.18.)
  ドイツ製の自由雲台です。 自重300g、耐荷重5kg、日本での希望小売価格28,000万円ですが、
  ・ ロックネジが一つしかない
  ・そのロックネジを少し緩めるだけで台座が急速に緩む
  ・上から見てどちらの方向にでも、カメラ縦位置方向の傾き角度が90度以上ある 
  ことから、カメラをセットしている場合、ちょっとしたことからカメラが急速に且つ大きく(90度以上)かたむき
  三脚にボデーやレンズをぶつける可能性が非常に高いです。 ぶつけた場合、多分ボデーかレンズか、あるいはそ
  の
両方がダメージを受けるでしょう。
  
  カタログで見たとき、通常の自由雲台は位置決めをするのにボデーまたはレンズを持たねばならず、微妙な位置決
  めがやりにくいのに対し、これは雲台側をもって出来そうなので好都合と思い、TELで取りよせました。 
  入手後すぐ これはやばいかな と思ったのですが、それでもにかなりの注意をしながら何度か使ってみました。
  結局あるときほんのちょっとしたゆるみから、高価なレンズにダメージを与えてしまいました。 こんなものでは
  委託販売に出すわけにもいかず、撮影から帰って即く、空き缶と一緒に屑篭に放りこんでしまいました。

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